
そんな疑問にお答えします。
「いきなりですが、こちらの文字を20秒で覚えられますか?」
LNGEPAIPCTDL
人が短時間に記憶できる情報量は7つ前後と言われています。
このことを「マジカルナンバー7」と呼びます。
今回は、ブログで使えるマジカルナンバー7をご紹介します。
この記事を読むと分かること
- マジカルナンバー7とは
- マジカルナンバーの具体例
- ブログで使えるマジカルナンバー7
結論、マジカルナンバー7を意識することで、ユーザーが使いやすく、読みやすいブログになります。
マジカルナンバー7とは

マジカルナンバー7とは、1956年にアメリカの心理学者ジョージ・アーミテージ・ミラーによって提唱されたもので、
人が短時間に記憶できる情報量は7±2個(チャンク)
とする説のことです。
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確かに、短時間で10個以上覚えるのは難しいかもしれないです。
チャンクとは?
チャンクとは、情報をひとまとまりとして、記憶できる単位のことを言います。
例えば、先程の「LNGEPAIPCTDL」を例にすると、下記のようになります。
- 12チャンク
- 「L」「N」「G」「E」「P」「A」「I」「P」「C」「T」「D」「L」
と一つ一つアルファベットを区切る場合、そのアルファベットごとが1チャンクとなります。
- 4チャンク
- 「LNG」「EPA」「IPC」「TDL」
と単語ごとで4つに区切る場合、4チャンクとなります。
※LNG(Liquefied Natural Gas): 液化天然ガス、EPA(Environmental Protection Agency): 環境保護局、IPC(International Paralympic Committee): 国際パラリンピック委員会、TDL(Tokyo Disney Land): 東京ディズニーランド
このように、アルファベットにした場合は12個もあり覚えることが難しいですが、単語ごとにまとめた場合4個となります。
「どうでしょうか。4チャンクに区切れば、20秒もあれば覚えられるのではないでしょうか。」
現在の主流はマジカルナンバー4±1
マジカルナンバー4±1とは、2001年にアメリカの心理学者ネルソン・コーワンによって提唱されたもので、
人が短時間に記憶できる情報量は4±1個(チャンク)
とする説のことです。
確かに現在では、マジカルナンバー4±1に当てはめた数字は数多く使用されているので、こちらのほうが主流でしょう。
マジカルナンバーの具体例

では、実際にマジカルナンバーが使用されている具体例をいくつか紹介します。
数字に関する例
- 電話番号(xxx-xxxx-xxxx):3チャンク
- 郵便番号(xxx-xxxx):2チャンク
他にもマイナンバーカードの暗証番号(4桁)や車のナンバー(4桁)など、4±1で覚えられる数で設定されています。
単語に関する例
- Automated Teller Machine (ATM):3チャンク
- Association of Southeast Asian Nations (ASEAN):5チャンク
- 焼酎ハイボール(チューハイ):5チャンク
- 土壇場でキャンセル(ドタキャン):5チャンク
- ステルスマーケティング(ステマ):3チャンク
覚えやすいように、多くの略語が世間に浸透しています。
ブログで使えるマジカルナンバー7

それでは、ブログで使えるマジカルナンバー7についてご紹介します。
ブログで使えるマジカルナンバー7
- ランキングで紹介する数は3〜9に絞る
- ブログ名は9文字以内に収める
- ナビゲーションメニューを9個に収める
ランキングで紹介する数は3〜9に絞る
商品を紹介する際に書くランキング記事では、紹介する数は3〜9個に絞ると良いでしょう。
例えば、
- おすすめの電動歯ブラシ5選
- おすすめの電動歯ブラシ18選
だと、「前者」のほうが厳選されており、選びやすい気がしませんか?
確かに18個も紹介されているので知識としてはありがたいですが、どの歯ブラシを選べばいいか悩むと思います。
また、選択肢を増やしすぎると、かえって選びづらくなる「ジャムの法則」によると、選択肢が少ないほうが売り上げが上がることが分かっています。
そういう点でも、マジカルナンバーを意識した記事を書きましょう。
ブログ名は9文字以内に収める
ブログ名は、9文字以内に収めましょう。
なぜなら、ブログ名は「ブログの顔」となり、多くのユーザーに覚えてもらうために重要だからです。
例えば、下記の2つであれば、どちらが印象に残るでしょうか。
- トドが教える会社に依存しない働き方講座
- トドジョブ
おそらく、「後者」でしょう。短いほうが印象に残りますよね。
ちなみに、多くのサイト(アプリ)は名前が短いです。
- ぐるなび
- メルカリ
- リクナビ
また、ブログ名を短くすることでサイテーションを獲得しやすくなり、SEO効果もあります。
一度来たユーザーの印象に残るように、ブログ名もマジカルナンバーを意識しましょう。
ブログ名の決め方は、ブログ名が決まらない【迷ったらときの決め方は〇〇+ブログでOK!】で解説しています。
ナビゲーションメニューを9個に収める
ナビゲーションメニューとは、読者が目的のページまで辿り着けるように設置するメニューのことです。
ナビゲーションの種類は、大きく分けて3つあります。
- グローバルナビゲーション
- サイドナビゲーション
- パンくずナビゲーション
例えば、グローバルナビゲーションはこちら(ピンク枠)です。

グローバルナビゲーションの数が多すぎると、ユーザーは迷ってしまいます。
なので、類似した項目はまとめるなどして、必要最低限の数を表示させましょう。
まとめ ユーザー目線で記事を作ろう!

今回は、ブログで使えるマジカルナンバー7をご紹介しました。
マジカルナンバー7とは、人が短時間に記憶できる情報量は7±2個(チャンク)しかないことです。
マジカルナンバーは、ブログで活用できる心理学になります。
ブログで使えるマジカルナンバー7
- ランキングで紹介する数は3〜9に絞る
- ブログ名は9文字以内に収める
- ナビゲーションメニューを9個に収める
特に、ユーザー目線で記事を書く上で重要になってくるので、ぜひ意識して使いましょう。
本日は以上です。