
そんな疑問にお答えします。
「1記事何文字書けばいいのかと悩んでいませんか?」
実は「文字数が多い=上位表示される」わけではありません。
なぜならGoogleは文字数で判断していないと公表しているからです。
この記事では1記事あたりどのくらい文字があればいいかご紹介します。
この記事を読むと、上位表示するために必要な方法が分かります。
この記事を読むと分かること
- 検索キーワードによって文字数が変わるワケ
- 各キーワードごとの平均文字数
- 上位表示するためにやるべきこと
結論、検索キーワードによって文字数は変わります。
それでは、見ていきましょう。
文字数は検索キーワードによって変わる

結論から先にお伝えすると、文字数は検索キーワードによって変わります。
「ん?どういうこと?」
と思った方も多いと思うので、詳細は次で解説します。
文字数が多いと検索順位が上がるわけではない
「一体どういうことなのか?」
その答えは、Googleのジョン・ミューラーさんがTwitterで発信していました。
内容をまとめると、「文字数が多い=上位表示されるわけではない」と述べています。
というように実際、文字数が少なくても上位表示されているキーワードはあります。
文字数が少なくても上位表示できる例
例えば、下記の内容は文字数が少なくても上位表示しやすいです。
例(キーワード)
- 天気(〇〇県 天気)
- お店の情報(〇〇 営業時間)
- 言葉の意味を調べる(〇〇とは)
上記のキーワードは必要最低限の情報だけで読者の悩みを解決できるため、文字数が少なくても上位表示できます。
読者の悩みを解決できれば何文字でもOK
このように、文字数(が多いこと)によって検索結果が決まるわけではありません。
一番重要なことは、「読者の悩みを解決できているか」どうかです。
そのためには、質の高い記事を書く必要があります。
Googleのガイドラインには、質の高い記事を作るためのアドバイスが下記のように掲載されています。
質の高い記事を作るためのアドバイス
- 記事が雑誌や書籍で読めるようなクオリティか
- ブックマークしたくなるような記事か
- 同じ検索結果で表示された他の記事と比較し、差別化できる点があるか
- 読者の興味に基づいて作成されたものか
このように、上記の内容が反映されていれば上位表示することは可能です。
「それでも、文字数が多いほうが上位表示されやすいのでは?」と思った方も多いと思います。
次の章では、実際に上位表示されている記事の文字数を調べてみました。
実際に上位表示されている文字数を調べてみました

それでは下記のキーワードを元に、上位表示されている記事の文字数を紹介します。
- 「沖縄 旅行 持ち物 2月」
- 「原宿 カフェ コンセント」
- 「モブキャラとは」
検索上位10ページ分の記事を対象としています。
検索キーワード:沖縄 旅行 持ち物 2月
1位:4628 文字
2位:6926 文字
3位:2689 文字
4位:2073 文字
5位:4066 文字
6位:2358 文字
7位:3566 文字
8位:2881 文字
9位:7359 文字
10位:6587 文字
平均:4,313
ポイント
2月に沖縄に行く人が検索するキーワードです。2月と時期は絞っていますが、旅行とあって、紹介する持ち物が多ければ、それだけ文字数は多くなります。
検索キーワード:原宿 カフェ コンセント
1位:3222 文字
2位:3648 文字
3位:5120 文字
4位:1335 文字
5位:2565 文字
6位:7483 文字
7位:2526 文字
8位:4623 文字
9位:6990 文字
10位:-
平均:4,168
ポイント
コンセントのある原宿のカフェを探している人が検索するキーワードです。こちらはエリアによって紹介できるカフェも変化するため、カフェの数に応じて文字数も変わってきます。
検索キーワード:モブキャラとは
1位:1998 文字
2位:661 文字
3位:115 文字
4位:795 文字
5位:2389 文字
6位:255 文字
7位:1911 文字
8位:297 文字
9位:2704 文字
10位:742 文字
平均:1,186
ポイント
用語の解説のため、一言で終わる用語もあれば、数行に渡って解説される用語もあります。ただ、用語集のキーワードは全体的に文字数は少なくなります。
ご覧いただいて分かるように、必ずしも文字数が多いからと言って上位表示されないことが分かります。
ただ、上位表示されている記事は、網羅的に書いている記事が多いため、文字数が多くなる傾向にあります。
なので、質の高い記事は必然的に文字数が増えるといっていいでしょう。
上位表示されている記事の文字数を把握する

書こうとしているキーワードの文字数が知りたい場合は、上位表示されている記事を参考にしましょう。
なぜなら、上位表示されている記事はGoogleが「質の高い記事」だと判断したからです。
文字数の調べ方は、下記の通りです。
簡単な流れ
- Googleでキーワードを検索する
- 10ページ分の本文をコピーする
- 文字カウントツールで文字数を調べる
- 10ページの平均文字数を算出する
step
1Googleでキーワードを検索する
例えば、行動経済学のおすすめ本を紹介する記事を書こうとするとき、検索キーワードは[行動経済学 おすすめ 本]
にするとします。
その場合、[行動経済学 おすすめ 本]
とGoogleで検索します。
step
210ページ分の本文をコピーする
続いて、上位表示されている記事を一つずつ開き、本文をコピーします。

step
3文字カウントツールで文字数を調べる
文字数はツールを使って調べましょう。
先ほどコピーした文章を貼り付けると、瞬時に文字数を算出してくれます。
「スペース込みの文字数」、「スペースなしの文字数」とそれぞれ表示してくれる便利ツールです。
step
410ページの平均文字数を算出する
②〜③で調べた記事の文字数の平均を出しましょう。
これで、書きたい記事の文字数を把握できます。
ポイント
仮に平均文字数が8,000文字ととても多い場合は、キーワードを変えるか、徐々に内容を更新して文字数を増やしていく(いきなり100%の完成度にしない)ことをおすすめします。なぜなら、文字数が多いキーワードは「まとめ記事」のようなミドルキーワードやビッグキーワードを狙っている可能性があるからです。ロングテールキーワードを狙っていきましょう。
詳しくは、【SEO対策】ロングテールSEOとは?アクセスUPするキーワードの選び方で解説しています。
読者に役立つ記事を書くためにやるべきことは?

必要な文字数の目安が分かりました。
最後に、読者に役立つ記事を書くためにやるべきことを紹介します。
ポイントは下記の通りです。
ポイント
- 検索意図を把握する
- 読みやすい記事にする
- オリジナリティを出す
- 無駄な文字を省く
検索意図を把握する
たとえば、[原宿 カフェ コンセント]
というキーワードで検索する人は、コンセントが設置されている原宿のカフェを探すために検索します。
ここが重要ですが、コンセントを探しているということは「作業するために長時間滞在する」可能性が高い(単純にスマホやパソコンの充電がない場合もありますが…)ということです。
ということは、
- 「店内は静かなのか」
- 「喫煙スペースはあるのか」
といった、長時間滞在するために知りたい情報も知りたくて検索しています。
なので、ただ単にコンセントのあるカフェの紹介だけでなく、おすすめメニューの紹介や店内の雰囲気も伝えてあげると読者が満足する記事に仕上がります。
メモ
検索意図とはユーザーが検索したキーワードとは別にある本当の意図のこと。例えば、「沖縄 2月 気温」と検索したユーザーは気温も知りたいが、本当は「どんな服装がいいのか」を知るために検索しています。この検索意図を想像してあげると読者が満足する記事になります。
検索意図については、検索意図とは?SEO効果のあるブログ記事の調べ方で解説しています。
読みやすい記事にする
結論、読みづらい記事は上位表示されづらいです。
なので、読者がストレスなく、読み進められる記事作りが大切です。
読みづらい記事とは
- 文字がズラリと並び、改行がほとんどない
- 誤字脱字が多い
- 文章が分かりづらい
ただ、文章力をいきなり改善するのは難しいです。
なので、まず装飾を入れるだけでも、ガラリと印象が変わるのでおすすめです。
読みやすい記事にするポイント
- 画像を入れる
- イラストを入れる
- 箇条書きにする
- 表を入れる
- 枠をつける
強調したい箇所に装飾を入れて上げると、読みやすい記事になります。
詳しくは、読みやすいブログの書き方とは?【11つのポイントを解説】で解説しています。
オリジナリティを出す
オリジナリティとは、他の記事にはない情報を入れる(1次情報)ことです。
一番は、「自分の感想を述べる」こと。
先ほどの[原宿 カフェ コンセント]
の例であれば、
- 土日でも9:00〜11:00は比較的空いている
- 女性客が多い
- 店内は静かなのでイヤホンしなくても集中して作業できる
- Wi-Fiが繋がりにくかった
など、個人的な感想を述べるだけOK!
また、店内の写真を入れると、さらにオリジナル感を出すことができます。
-1-300x300.jpg)
商品レビューは、まさにオリジナリティが出せますね。
無駄な文字を省く
文字数を稼ごうとして、無駄な言葉を入れるのは辞めましょう。
下記は例になります。
- 重複
- 「〜という」は削る
- 「〜のような」は削る
無駄の多い文章
〇〇という本は、SEOやWebライティングが学べる本です。ブログで稼ぎたいがなかなか結果の出ないような人におすすめです
無駄を省いた文章
〇〇は、SEOやWebライティングが学べる本です。ブログで稼ぎたいがなかなか結果の出ない人におすすめです
無駄な言葉を省くことで、読者はテンポよく読み進められます。
まとめ 文字数を気にするのはやめよう!読者ファーストで!

今回は、ブログ1記事の文字数についてご紹介しました。
結論から言うと、「文字数が多い=上位表示されるわけではない」です。
なので、キーワードによって必要な文字数が変わってくることも抑えておきましょう。
なので、文字数を気にするのでなく、
- 上位表示されている記事の文字数を調べる
- 読者に役立つ記事を書く
ことが上位表示させる一番の近道であると覚えておきましょう。
SEOについての詳細は、【保存版】SEO対策とは?SEO対策の基本から今すぐできる対策を解説で解説しています。
本日は以上です。