
そんな疑問にお答えします。
実は、心理学を活用することで、自分の思い通りに読者を動かすことができます。
例えば、下記のようなことですね。
- タイトルをクリックさせる
- 商品やサービスを売る
- 広告をクリックさせる
心理学とは、人の感情と行動を研究する学問です。
今回紹介する心理学を使えば、読者をコントロールできるので、ブログにぜひ活用してみてください。
マジカルナンバー4

人が一時的に記憶できる情報量は4±1個です。
記憶力が良い人で5個、悪くても3個までなら記憶できるというものです。
これを「マジカルナンバー4」と言います。
例えば、「LNGEPAIPCTDL」
の12個の文字列を10秒で覚えられますか?
おそらく、全てを覚えられる人は少ないのではないでしょうか。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●箇条書きの項目は3〜5個に絞る
●ランキングで紹介する数は3〜5に絞る
ブログで商品やサービスを紹介する際は、ある程度厳選しましょう。
例えば、
- おすすめの電動歯ブラシ5選
- おすすめの電動歯ブラシ18選
の2つのタイトルの場合、「前者」のほうが厳選されており、選びやすい気がしませんか?
たくさん紹介されていると読むのに時間がかかるし、最終的にどれを選べばいいか迷ってしまうので、4±1個を目安にしましょう。
詳しくは、ブログで使えるマジカルナンバー7とは?【心理学を活用したブログ運営】で解説しています。
カクテルパーティー効果

騒がしいパーティー会場でも、自分にとって重要な言葉だけ聞こえる現象のことを「カクテルパーティー効果」と言います。
ブログで活用するには、ある特定の人に向けて記事を書くと良いです。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●ターゲットを絞り、読者の反応を獲得しやすくする
例えば、
- おすすめの薬を紹介します。
- 花粉症にお悩みの方へ!おすすめの薬を紹介します。
の場合、「後者」のほうが自分に当てはまっていれば、つい反応してしまいますよね。
このように、タイトルや見出しにターゲットを入れましょう。
下記がタイトル例です。
- 〇〇で(に)お悩みの方へ
- 〇〇をお考えの方へ
- 〇〇をお使いの方へ
- いつか〇〇したい方へ
逆に絞り込みすぎるとターゲットが全くいなくなってしまうので、注意して使用しましょう。
バンドワゴン効果

たくさんの人が評価しているものは、自分にとっても良いものだろうと思い込んでしまう心理を「バンドワゴン効果」と言います。
例えば、テレビで「ビジネスマンに今話題のビジネスシューズ」や「令和2年で最も売れたフライパン」と紹介されていたら、思わず購入したくなりませんか?
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●流行りのものを紹介して、購買に繋げる
下記がタイトル例です。
- 今話題の〇〇
- 一番売れた〇〇
- 行列のできる〇〇
- 噂の〇〇
「一番」や「最も」など最上級の言葉を使用する際は、嘘の情報ではないか、公式サイトを確認するなど注意して書きましょう。
ハロー効果

目立つ特徴が一つあることによって、その人がよく見えてしまうことを「ハロー効果」と言います。
例えば、「イケメンで高学歴」と聞くだけで頭が良く、性格もよい、人間性もよい、と良いイメージが膨らみます。
また、テレビCMで人気タレントが出演しているだけで知らない商品でもよく見えたりすることは、「ハロー効果」を活用しています。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●有名企業の名前を使い、商品を紹介する
●人気タレント(女優・俳優)の名前を使う
下記がタイトル例です。
- 有名企業〇〇の
- 人気女優〇〇が
「バンドワゴン効果」同様、嘘の情報ではないか、公式サイトを確認するなど注意して書きましょう。
選択回避の法則

人は選択肢が多すぎると思考が停止してしまい、結果何も選ばないことを「選択回避の法則」と言います。
これは、社会心理学者シーナ・アイエンガーが論文で「ジャムの実験」を行っています。
メモ
ジャムの実験では、日にちを分けて「6種類のジャム」と「24種類のジャム」を並べた場合、「6種類のジャム」のほうが購買率が高いという結果がでました。
結果的に、選択肢を与えすぎたほうが、かえって売れないことが分かっています。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●商品を紹介するときは、ある程度厳選する
選択肢は「マジカルナンバー4」を意識すると良いでしょう。
結論、アフィリエイト記事を書く場合、3〜5個の商品やサービスを紹介しよう。
松竹梅の法則

選択肢が3つ(大・中・小)あると、真ん中(中)を選んでしまうことを「松竹梅の法則」と言います。
例えば、レストランで、下記のコースがあった場合、どれを選びますか?
- 4,000円のコース
- 3,000円のコース
- 2,000円のコース
この場合、真ん中の3,000円のコースを選ぶ割合が一番多いことが分かっています。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●商品を紹介するときは選択肢を3つ用意する
●一番売りたいものが真ん中に来るように選択肢を決める
これも「マジカルナンバー4」を意識し、選択肢を増やしすぎないようにしましょう。
プライミング効果

先に刺激を与えることで、後の行動に影響することを「プライミング効果」と言います。
例えば、『10回クイズ』
A: 「みりん」って10回言って〜
B: みりんみりんみりん…
A: 鼻が長いのは?
B: 「キリン」!
A: 「ゾウ」でした〜
まさに、プライミング効果を利用したクイズです。
他にも、
・「半年以内に新車を買うつもりですか?」と質問すると購入率が35%上がる
・「今度の投票行きますか?」と質問すると投票率が上がる
など、質問をすることで読者を動かすことができます。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●タイトルや見出しの文末に「?」をつける
下記がタイトル例です。
- 〇〇とは?
- 〇〇をご存知ですか?
- あなたはどのタイプ?〇?〇?〇?
- こんな間違えをしていませんか?
見出しに「〇〇なのはなぜ?」。例えば、「熱いものを食べると鼻水が出るのはなぜ? 」と問われると、その先の「答え」が気になると思います。
このように、記事を読み進めてもらうには、タイトルや見出しに「?」を入れて読者の好奇心を掻き立てましょう。
カリギュラ効果

先生に「絶対に入るな!」、友人に「誰にも言わないでよ!」と言われると、つい入りたくなる、つい言いたくなりますよね。
このように、禁止されると、余計にやりたくなることを「カリギュラ効果」と言います。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●タイトルや見出しに「買うな」「するな」と禁止する言葉を入れる
下記の2つであれば、どちらが興味わきますか?
・このサプリメントを絶対買ってください。
・このサプリメントを絶対買わないでください。
この場合、「後者」のほうが反応が良いことが分かっています。
下記がタイトル例です。
- 〇〇しないでください
- 〇〇は買ってはいけない
- 〇〇はやってはいけない
ただ、「誰が言うか」が重要で、信頼されていないと「お前が言うな!」と反応されてしまうので、注意です。
社会的証明

人は商品やサービスを購入するか判断するとき、「店員さんの説明」より「第三者の意見」を信用することを「社会的証明」と言います。
「レビュー」や「利用者の声」。これらは商品を購入してもらう上で重要な項目です。
例えば、ケーキ屋さんのショーケースでケーキを選んでいたところ、店員さんが「こちらのショートケーキは当店1番人気です。」と案内し、その後、横にいたお客様2人組が「このショートケーキ、この前息子の友達の誕生日会に持っていったら、大絶賛だったよ。だから、今日も買いに来た。」という会話が聞こえてきたら、なんだかショートケーキが気になってきませんか?
このように、商品を紹介する上で「第三者の意見」は、欠かせません。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●レビュー記事で「第三者の意見」を取り入れる
下記がタイトル例です。
- 〇〇ランキング第〇位
- 人気No.1
- 〇〇賞受賞した〇〇
- 〇〇人が購入した〇〇
上記のように、具体的な数字を入れると説得力が増し、おすすめです。
プラシーボ効果

病院で全く効果のない薬(偽薬、プラセボともいわれる)を医師が「鼻水に効く薬ですよ」といって飲ませると、一定の効果があると言われていることを「プラシーボ効果」と言います。
例えば、「100均のリップクリーム」を『普通の女子大生』と『誰もが知る有名女優』が「唇が荒れるなら、このリップクリームがおすすめですよ」って紹介してきたら、間違えなく『誰もが知る有名女優』から言われたほうを欲しくなりませんか?
このように、専門家や著名人など「権威」のある人に言われると、良いモノに見えてしまうのです。
下記がブログの活用例です。
- ブログ活用例
- ●専門家や著名人がおすすめしている商品は、積極的に「名前」を出す
下記がタイトル例です。
- 〇〇が愛用する〇〇
- 〇〇御用達
- 〇〇(権威のある)が選ぶ
- 〇〇が絶対に欠かさずやっている〇〇
自分の言葉より「権威」を借りるほうが、説得力を高めることができます。
まとめ

今回は、心理学を使ったブログ文章術を10個紹介しました。
必要なモノ
- マジカルナンバー4
- カクテルパーティー効果
- バンドワゴン効果
- ハロー効果
- 選択回避の法則
- 松竹梅の法則
- プライミング効果
- カリギュラ効果
- 社会的証明
- プラシーボ効果
心理学を活用することで、自分の思い通りに読者を動かすことができます。
ぜひ、ブログ記事を作成する際の参考にしてみてください。
本日は以上です。