
そんな疑問にお答えします。
まずはじめに、Webページの表示速度の遅速は、ユーザーの行動に影響が出ることが分かっています。
Googleの調査では、読み込み時間の1秒の遅延は、下記のような悪影響をもたらすとされています。
- ページビュー : -11%
- コンバージョン率 : -7%
- 顧客満足度 : -16%
「[ブログ記事] モバイルサイト表示速度の重要性と高速化の方法」より引用
このように、表示速度が遅いサイトはユーザーの評価を落としてしまい、また、SEO(Google)の評価も悪くなってしまうので注意したい点です。
そこで、今回は、表示速度を改善する6つ方法とプラグインをご紹介します。
今すぐ対策ができますので、本日から表示速度を改善していきましょう。
サイトの表示速度が遅いと記事を読んでもらえない

まずはじめに、「Webサイトの表示速度が遅い」とユーザの行動にどのような影響があるのか見ていきます。
アメリカのWebマーケター"ニール・パテル氏"によれば、
「40%の人が、読み込みに3秒以上かかるWebサイトを放棄しています。」
出典:読み込み時間が収益にどのように影響するか(https://neilpatel.com/blog/loading-time/)
とデータ分析されています。
また、Googleの調査結果によると、「表示速度が1秒から5秒に伸びると直帰率は90%増える」というデータが出ています。
- Googleの調査結果
- ・表示速度が1秒から3秒に伸びると直帰率は32%増える
・表示速度が1秒から5秒に伸びると直帰率は90%増える
・表示速度が1秒から6秒に伸びると直帰率は106%増える
・表示速度が1秒から10秒に伸びると直帰率は123%増える
あなたも経験があると思いますが、全然表示がされないページは、ページが読み込まれる前に離脱していませんか?
ちなみに下記の2サイトでは、あなたならどちらのサイトを見ますか?
- 「クリックして1秒後に表示されるサイト」
- 「クリックして5秒後に表示されるサイト」
「もちろん、後者ですよね。」
どんなに高品質な記事を書いたとしても表示速度が遅ければ読まれることはありませんので、可能な限り表示速度の高速化を目指しましょう。
表示速度を改善する6つの方法【プラグイン紹介】

それでは本題である、表示速度を改善する6つの方法をご紹介します。
今回紹介する方法は下記の6つになります。
表示速度を改善する6つの方法
- 画像ファイル圧縮する
- 画像ファイルの読み込みを遅らせる
- JavaScriptやHTMLなどのソースコードを圧縮する
- 不要なプラグインは停止するだけでなく削除する
- レンタルサーバーを変更する
- 表示速度が速いWordPressテーマにする
また、おすすめのプラグインも紹介していますので、ぜひインストールしてみてください。
画像ファイルを圧縮する

画像ファイル(JPG、JPEG)は、テキストより視覚的に情報が伝えられるので、商品紹介やお店の紹介記事では欠かせない素材です。
ただ、画像のサイズが大きいまま使用することで通信量が増加し速度が遅くなるため、通信量を減らす対策が必要です。
そこで、やるべきことが画像ファイルのサイズを圧縮し、「通信量を抑える」という作業です。
画像圧縮するには、画像圧縮ツール「JPEG 圧縮」で1つ1つ圧縮する方法がありますが、おすすめは、「EWWW Image Optimizer」というプラグインを使用することです。

「EWWW Image Optimizer」は、インストールするだけでWordPressにアップロードする画像を自動で圧縮してくれます。
また、すでにアップロードされている画像も一括で圧縮してくれます。
詳しくは下記をご覧ください。
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画像ファイルのサイズが大きいほど、ページを読み込むのに時間がかかるので、必ず画像は圧縮はしましょう。
画像ファイルの読み込みを遅らせる

続いて、画像の遅延読み込み(Lazy Load)についてです。
画像の遅延読み込みとは、ユーザーがページをスクロールし、画像が表示されるタイミング(PCやスマホのディスプレイに表示される瞬間)にダウンロードする仕組みです。
画面外(ディスプレイ外)にある画像はダウンロードされないので、通信量や通信回数を抑えることができ、速度改善に繋がります。
この画像の遅延読み込みは、「Autoptimize」というプラグインをインストールすることで設定ができます。

詳しくは下記をご覧ください。
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あまり閲覧されることのないページ下部の画像を読み込むことなくページを表示してくれる便利なプラグインです。
JavaScriptやHTMLなどのソースコードを圧縮する

JavaScriptやHTMLのソースコードにある無駄なスペースや改行を省くことで速度改善することができます。
例えば、下記のようなことです。
- スペースや改行を省いていない状態
- SlideBox.prototype.$toggle = function () {
return this._$element.find('[data-st-slidebox-toggle]');
};
- スペースや改行を省いた状態
- SlideBox.prototype.$toggle = function () {return this._$element.find('[data-st-slidebox-toggle]');};
どちらの表記も問題なく表示されるので、ソースコードの無駄は省きたいところ。
こちらも先程のプラグイン「Autoptimize」をインストールすることで改善できます。
詳しくは下記をご覧ください。
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スペースや改行を省くだけでも、かなり改善できますよ。
不要なプラグインは停止するだけでなく削除する

続いて、使用していないプラグインは停止するだけでなく削除しましょう。
プラグインを入れすぎると、表示速度に影響することが分かっています。
例えば、WordPressインストール時に入っている「Hello Dolly」は、使用する機会はないので削除して構いません。


導入している有料テーマによっても必要なプラグインは変わってきますので、何とも言えません。
ただ、現在「停止中」のプラグインは必要ないかと思いますので、削除して良いでしょう。
また、サイト運営に欠かせないプラグインをまとめましたので、詳しくは下記をご覧ください。
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使っているプラグインを無理に削除する必要はないので、現在使用していないものは削除しよう!
レンタルサーバーを変更する

続いて、表示速度があまりにも遅ければレンタルサーバーの問題かもしれません。
今現在、「サーバーの表示速度が速い」ことを売りにしているサーバー会社はいくつもあります。
その中で、個人的におすすめのサーバーは、『ConoHa WING(コノハウイング)』です。
ポイント
「ConoHa WING」は、「国内最速No.1の表示速度の速さ」を売りにしているサーバー会社です。その言葉どおり、サクサク表示されるので、今のところ使用していて、とても満足しています。
↓ 当サイトの表示スピードの得点です(100点満点中)。

他のサーバー会社も比較したい方は、【2021年】おすすめのレンタルサーバー3つを徹底比較で解説しています。
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レンタルサーバーの変更に関しては、お金が発生することなので、無理に変更する必要はありませんが、表示速度は「売り上げ」に直結するので、あまりケチらず投資しても良いでしょう。
表示速度が速いWordPressテーマにする

実は、WordPressテーマによっても速度が速いテーマ、遅いテーマがあります。
おすすめのテーマは下記の通りです。
- AFFINGER6
- SWELL
- THE THOR
- SANGO
どのテーマも「速度が速い」という声を聞くので、あとは自分好みのサイトを作れるテーマを選ぶと良いでしょう。
おすすめのテーマは、今話題のWordPress有料テーマ5選【人気ブロガー御用達のテーマ徹底比較】で解説しています。
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当サイトは、AFFINGER6を使用しています。
まとめ SEO評価に大きく関わるため、速度改善は行いましょう

今回は、WordPressの表示速度を改善する6つ方法とプラグインを紹介しました。
まずは、紹介した下記の6つを試してみてください。
表示速度を改善する6つの方法
- 画像ファイル圧縮する
- 画像ファイルの読み込みを遅らせる
- JavaScriptやHTMLなどのソースコードを圧縮する
- 不要なプラグインは停止するだけでなく削除する
- レンタルサーバーを変更する
- 表示速度が速いWordPressテーマにする
冒頭でもお伝えしましたが、表示速度の遅速はユーザーの行動に影響を与えます。
また、SEO評価にも大きく関わる項目なので、上位表示させるためにもしっかり対策をしましょう
SEOについての詳細は、【保存版】SEO対策とは?SEO対策の基本から今すぐできる対策を解説で解説しています。
本日は以上です。