
そんな疑問にお答えします。
結論、エックスサーバーからConoHa WINGへ簡単に移行できます。
ConoHa WINGには、「WordPressかんたん移行」というサービスがあり、ワンクリックで移行ができます。
なので、難しい設定やプラグインの導入は全く必要ありません。
そこで今回は、46枚の画像を使って、ConoHa WINGへ移行する手順をご紹介します。
この手順通りに行えば、迷うことなく進められるでしょう。
エックスサーバーからConoHa WINGへ移行する手順

それでは、エックスサーバーからConoHa WINGへ移行する手順をご紹介します。
今回の流れは、下記の通りです。
簡単な流れ
- ConoHa WINGに申し込む
- ConoHa WINGに移行する前の注意点
- ConoHa WINGに移行するドメインを追加する
- ConoHa WINGのDNSレコードをエックスサーバーの情報に変更する
- ConoHa WINGにサイトを移行する
- ConoHa WINGネームサーバーをエックスサーバーに登録する
- ConoHa WINGで独自SSLの設定をする
- DNSレコードをConoHa WINGの情報に戻す
- ページが表示されるか(サーバー情報)確認
- エックスサーバーのデータは最低でも3日間は消さない
みなさんが迷わないように、〇〇枚の画像を使って説明します。
STEP1:ConoHa WINGに申し込む

それでは、まずConoHa WINGに申し込みます。
step
1アカウントを作成する

「今すぐお申し込み」をクリックします。

ConoHaアカウントを作成するため、「メールアドレス」「パスワード」を入力します。
step
2プランを選択する
続いて、契約プランの設定です。
ConoHa WINGは、WINGパックがお得で、通常料金より最大36%オフで契約ができます。

入力する項目
WINGパックを選択してください。
②契約期間:
3ヶ月〜最大36ヶ月まで選択可能。
期間が長くなるほど、1ヶ月に支払う料金は安くなります。
おすすめは、12ヶ月(1年)。
そこまで続けられるか不安であれば、3ヶ月を選びましょう。
③プラン:
ベーシックを選択しましょう。
月間900万PVにも耐えることができます。
④初期ドメイン:
好きな文字列を入力(これから作るサイトURLになるわけでないので、何でもOKです。)
④サーバ名:
好きな文字列を入力(これから作るサイトに一切影響しないので、何でもOKです。)
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WordPressかんたんセットアップは「利用しない」で次へ進みましょう。
step
3お客様情報入力
続いて、「氏名」「住所」などの個人情報を入力します。

入力する項目
「生年月日」
「国」
「住所(郵便番号、都道府県など)」
「電話番号」
step
4SMS/電話認証
続いて、SMS/電話認証です。

電話番号を入力し、「SMS認証」をクリックします。

すると、スマートフォンに「認証コード」が送られるので、コードを入力し、送信します。
ポイント
SMS認証がうまくいかない場合は、電話認証で試してみてください。
step
5支払い方法を決める
続いて、支払い方法を決めます。
ConoHa WINGの支払い方法は、
- クレジットカード
- ConoHaチャージ
の2種類です。
支払いを忘れないために、「クレジットカード」をおすすめします。
しかし、「クレジットカードを持っていない」「コンビニ払いしたい」という方は、ConoHaチャージを選びましょう。
ConoHaチャージなら、コンビニ払いができます。詳しい支払い方法は、こちらをご覧ください。

入力する項目
「カード番号」
「有効期限」
「セキュリティコード」
最後に、申し込み内容を確認し、問題なければ「お申込み」をクリックします。

「サーバーの追加が完了しました!」とポップアップが出てきます。
今回はサーバー移行なので、「今は追加しない」を選択しましょう。
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これで、ConoHa WINGの申し込みは完了です。
STEP2:ConoHa WINGに移行する前の注意点

ConoHa WINGに移行する前に注意点があります。
チェックリスト
- バックアップは必ず取っておく
- 移行が完了しても数日間はエックスサーバーのデータを残しておく
- 移行する際は時間に余裕がある日に行う(2〜3時間かかる)
- アクセスの少ない時間帯に作業する
- 作業がすべて終わるまで記事の更新・修正は行えない(最大72時間)
また、以下のサイトは移行できません。
・ WordPressのバージョンが3.8.5より古いサイト
・ PHPのバージョンが5.3より古いバージョンを利用しているのサイト
・マルチサイト機能を使用したWordPress
・ダッシュボードログイン時に二段階認証(ロボット認証)を行っているサイト
・プラグインインストール時にFTP情報を必要とする設定のWordPress
・WordPress.comからの移行
・ダッシュボードから画像投稿が出来ないサイト
下記のプラグインを使用している場合は、一時的に停止しましょう。
作業中にエラーになる可能性があります。
・Yet Another Related Posts Plugin
・WassUp Real Time Analytics
・WordPress Popular Posts
・wp slims stat
・Broken Link Checker
・count per day
上記の点については、作業するタイミングでご紹介します。
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上記の点は、移行する前に確認しておきましょう。
STEP3:ConoHa WINGに移行するドメインを追加する

それでは、本題であるサーバー移行していきます。
まずは、移行するドメインをConoHa WINGに追加します。
step
1ConoHa WING管理画面にアクセスする

- WINGをクリック
- サーバー管理をクリック
step
2ドメインを追加する

- ドメインをクリック
- +ドメインをクリック
step
3ドメイン情報を入力する

- ドメイン追加(上):「新規ドメインを追加」を選択
- ドメイン追加(下):例えば、URLがトドジョブであれば「https://todo-job.com」の赤文字部分
- 無料独自SSL:「利用しない」を選択
- 「保存」をクリック
step
4ドメイン追加完了

上記のように、ドメインが追加されていればOKです。
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これでドメイン追加作業は完了だよ!この流れで次いきましょう。
STEP4:ConoHa WINGのDNSレコードをエックスサーバーの情報に変更する

SSL化(「https://」の状態)されているサイトの場合、エックスサーバーからConoHa WINGに移行するとSSL化が解除(「http://」)されてしまいます。
なので、ConoHa WINGでSSL化作業が完了するまでの間、一時的にエックスサーバーのサイトを表示させるための設定になります。
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なに言っているか分からないと思いますが、下記の手順に沿っていけばOKです。
step
1エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスする

エックスサーバーのサーバーパネルにアクセスします。
- ログイン後「サーバー情報」を選択
step
2エックスサーバーのIPアドレスをコピーする

- IPアドレスをコピーします
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IPアドレスは、このあと使用するので忘れないようにしましょう。
step
3ConoHa WINGのドメインリストへ移動する

- WINGをクリック
- DNSをクリック
- 先ほど追加したドメインをクリック
step
4一時的にエックスサーバーのIPアドレスに書き換える

- 「編集(えんぴつマーク)」をクリック
- 名称「@」の値にエックスサーバーのIPアドレスを入力
- 名称「www」の値にエックスサーバーのIPアドレスを入力

- 「+」マークをクリックし、新規項目を表示させる
- タイプ「A(通常)」
名称「*(アスタリスク)」
TTL「3600」
値「エックスサーバーのIPアドレス」
と入力 - 入力後、「保存」する
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これで、STEP4のDNSレコードの情報変更は完了だよ。
STEP5:ConoHa WINGにサイトを移行する

いよいよ、メインであるConoHa WINGにサイトを移行していきます。
ここが、一番エラーの起きる場所でもあるため、注意点も伝えながら説明していきます。
step
0WordPress管理画面のパスワードを変更する
サイトを移行する前に、WordPress管理画面のパスワードを変更します。
ココに注意
パスワードを複雑にさせないとエラーが起きます。例えば、半角英字(小文字・大文字)+数字+記号を混ぜるなど。

また、上記のように、二段階認証や画像認証のプラグイン(SiteGuard WP Pluginなど)を入れている場合もエラーになります。
パスワードの変更は、WordPress管理画面の
ユーザー > プロフィール > 新しいパスワード
から設定できます。

- ユーザーを選択
- プロフィールをクリック
- 新規パスワードでパスワードを入力(条件は下記に記載)
- 「プロフィール更新」をクリック
パスワードの組み合わせ
半角英字(小文字)
+
半角英字(大文字)
+
数字
+
記号(/*-+.,!#$%&()~|_)
※9文字以上が望ましい
パスワード生成サイトを利用すると、上記に当てはまるパスワードを作ってくれます。
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パスワード変更後、忘れないようにメモしておきましょう。この後、入力する箇所があります。
step
1WordPressインストール画面へ移動する

- サイト管理を選択
- 移行するドメインでない場合は「切り替え」をクリック

- 移行するドメインの「切り替え」をクリック

- サイト設定をクリック
- WordPressをクリック
- +WordPressをクリック
step
2WordPressインストールの設定する

- インストール方法:かんたん移行
- テスト移行:利用しない
- バージョン:5.7.2(最新)
- 移行元URL:あなたのサイト(https://〇〇.com)
- サイトURL上:wwwなし
- サイトURL下:(記入不要)
- 移行元ユーザー名:WordPress管理画面ユーザー名
- 移行元パスワード:WordPress管理画面パスワード
- データベース:(記入不要)
- コントロールパネルプラグイン:(そのままでOK)
- 自動キャッシュクリアプラグイン:(そのままでOK)
入力後、「保存」をクリックしましょう。
エラーが起きてしまった方はこちら(下記にジャンプします)
step
3WordPressインストール準備完了

エラーなく、インストールの準備が完了となると、「成功しました」と表示されます。
step
4WordPressインストール完了

インストール完了まで時間がかかります(ネット環境やサイト規模によって異なる)。

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私の場合は、ステータス100%に行くまでに30分ほどかかりました。
⚠エラーが起きてしまった場合の確認場所
STEP2.WordPressインストールの設定するの項目入力後にエラーが起きる場合があります。

私の場合は、二段階認証や画像認証のプラグインを導入していたことが原因でした。
なので、プラグインを停止したことにより成功しました。
step
1プラグインを停止する
エラーが起きる可能性があるプラグインを紹介します。
・Yet Another Related Posts Plugin
・WassUp Real Time Analytics
・WordPress Popular Posts
・wp slims stat
・Broken Link Checker
・count per day
・BackWPup
・Login rebuilder
・Invisible reCaptcha
・SiteGuard WP Plugin
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該当するプラグインがある方は、停止しましょう。
step
2WordPress管理画面パスワードが複雑な文字列でない
WordPress管理画面パスワードが簡単な文字列の場合もエラーになります。

なので、エラーになる方はパスワード変更してみましょう。
パスワードの組み合わせ
半角英字(小文字)
+
半角英字(大文字)
+
数字
+
記号(/*-+.,!#$%&()~|_)
※9文字以上が望ましい
パスワードは生成サイトを利用すると便利です。
step
3エラー詳細はConoHa WINGホームページを確認
また、エラーが起こった場合、下記のどれかに当てはまっているでしょう。
- マルチサイトエラー
- ファイルサイズが大きい、またはファイル数が多すぎます
- 移行元にログインができません
- 移行元にプラグインがインストールできません
- 移行元サーバー接続エラー
- 移行先にログインができません
- 移行先サイトが存在しません
- テーブル容量・行数エラー
- 予期せぬエラー
エラー詳細は、ConoHa WINGホームページをご確認ください。
step
4それでも分からなければConoHa WINGにお問い合わせしよう
お困りの際は、下記にお問い合わせください。
メモ
◆メールでのお問い合わせ
お問い合わせはこちら(24時間365日)
◆電話でのお問い合わせ
TEL:03-6702-0428
(受付時間:10:00~18:00(土日祝を除く))
STEP6:ConoHa WINGネームサーバーをエックスサーバーに登録する

続いて、ConoHa WINGネームサーバーをエックスサーバーに登録していきます。
本記事では、エックスサーバーでドメインを取得した場合の設定方法を紹介します。
step
1エックスサーバー管理画面にログインする
※Xserverアカウントのタブを選択

step
2ネームサーバーまで移動する

対象のドメイン名をクリックします。


ネームサーバー設定へ行き、「設定変更」をクリックします。
step
3ConoHa WINGのネームサーバーを入力する

- 「その他のサービスで利用する」を選択
- ネームサーバー1〜3にConoHa WINGのネームサーバーを入力
- 入力後、「確認画面へ進む」をクリック
ネームサーバー名は、
- ネームサーバー1:ns-a1.conoha.io
- ネームサーバー2:ns-a2.conoha.io
- ネームサーバー3:ns-a3.conoha.io
と入力すればOKです。
step
4ネームサーバー変更完了

「設定を変更する」をクリックします。

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これで、STEP6の設定は完了だよ!設定も残りわずか!頑張りましょう!
STEP7:ConoHa WINGで独自SSLの設定をする

再び、ConoHa WINGの管理画面へ戻り、独自SSLの設定をします。
step
1独自SSLが利用中になるまで待機

- サイト管理をクリック
- サイトセキュリティをクリック
- 無料独自SSLをクリック
無料独自SSLの利用設定が、
「設定中」→「利用中」
になるまで待機します。

「設定中」のままだと、上記のようにSSL化できません。
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私の場合、STEP6が完了してから、10分ほど待ちました。
step
2SSL化有効化する

無料独自SSLが「利用中」になると、「SSL化有効化」のボタンが選択できるようになります。
「SSL化有効化」をクリックして、有効化しましょう。

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これで、SSL化の設定完了です。
STEP8:DNSレコードをConoHa WINGの情報に戻す

DNSレコードをConoHa WINGの情報に戻していきます。
STEP4で、一時的にエックスサーバーのIPアドレスに変更しました。
なので、再び、ConoHa WINGのIPアドレスに戻して作業終了です。

- WINGをクリック
- DNSをクリック
- 先ほど追加したドメインをクリック
- 名称「*」の値をConoHa WINGのIPアドレスに変更
- 名称「@」の値をConoHa WINGのIPアドレスに変更
- 名称「www」の値をConoHa WINGのIPアドレスに変更
- 変更後、「保存」をクリック

そんな方は、下記に記載してあります。
ConoHa WINGのIPアドレスを忘れてしまった


- サーバー管理をクリック
- 契約情報をクリック
- サーバー情報をクリック
- 下スクロールするとIPアドレス記載あり
このIPアドレスを入れればOKです。
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お疲れ様でした。これですべての作業完了だよ。
STEP9:ページが表示されるか(サーバー情報)確認

最後に、ページが表示されるか(サーバー情報)確認しましょう。
サイトが見れるか確認
私の場合、一時的にサイトが表示されませんでした。

サポートに問い合わせました(サイトが見れないとき)が、その後、サイトが表示見れるようになったため問題ないとのこと。
場合によって見れなくなるので注意が必要ですね。
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今回の流れで設定すれば問題ないので、サイトが見れなくなっても焦らず待ちましょう。
サーバー移行ができているか確認する方法
問題なくサイトが表示されていても、ちゃんと移行できているか分からないですよね。
そんなときは、「SEOチェキ」でURLを検索して確認できます。
step
1SEOチェキにアクセスし、URL入力する

URLを入力します。
step
2ホスト名を確認する

ホスト名が、「.conoha.ne.jp」となっていれば、ConoHa WINGに移行されています。
STEP10:エックスサーバーのデータは最低でも3日間は消さない

これで、エックスサーバーからConoHa WINGへサーバーの移行は完了しました。
しかし、現地点でDNS設定が完了していない可能性があります。
なので、エックスサーバーのデータの削除する場合は、最低でも3日間待ってから削除しましょう。
また、上記期間中は、記事の更新やサイト修正など、WordPressの管理画面の操作は控えるようにしましょう。
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エックスサーバーのデータは消さない!WordPressの管理画面は操作しない!
まとめ サーバー移行は時間があるときに行いましょう

今回は、エックスサーバーからConoHa WINGへ移行する手順を紹介しました。
簡単な流れ
- ConoHa WINGに申し込む
- ConoHa WINGに移行する前の注意点
- ConoHa WINGに移行するドメインを追加する
- ConoHa WINGのDNSレコードをエックスサーバーの情報に変更する
- ConoHa WINGにサイトを移行する
- ConoHa WINGネームサーバーをエックスサーバーに登録する
- ConoHa WINGで独自SSLの設定をする
- DNSレコードをConoHa WINGの情報に戻す
- ページが表示されるか(サーバー情報)確認
- エックスサーバーのデータは最低でも3日間は消さない
全作業の時間は、2〜3時間ほど。
作業を行う際は、時間に余裕を持って行うとトラブルなく進められるでしょう。
以上です。